今回は我が家の振り子時計を紹介致します。
これは、あるアンティークマーケットで掘り出して来た物です。
ツルマキ工業と言う時計会社のトレードマークの入った、まあまあ状態の良い木製ケース入りの、大きさも丁度良い物です。
他の振り子時計が、うん万、うん十万する中で、壱万円以下で売られていました。そうなると欠陥品のはずですが、目立った傷は無い。鐘の時刻あわせを押すとちゃんと音もします。で、買って来たのですが、やっぱり欠陥品でした。とほほ 、、、。
時刻あわせレバーでは、音が鳴るのに、肝心の針が零分になった時には、鐘が鳴りません。そこで、駄目もとで直そうと思って中を開けてみたら、更なる欠陥発見。
文字盤にはツルマキ工業のトレードマークが入っているのに、中の仕掛けには精工舎(今のSEIKO)、とあります。おっ、寄せ集めかよ、と思いながらも、仕掛けと格闘する事小一時間。何とか鳴る様になりました。
寄せ集めではありますが、使ってみると大当たり。ネジは一回巻けば、十日は持ちます。十日目にネジの力が弱くなるので、だんだん遅れ始めますが、それまでは全く狂いません。鐘もこの大きさにしては低めの落ち着いた音で良い感じです。
この、十日目に少しずつ遅れ始める、と言う所が何とも人間味があっていいんです。
ともかく日本人は時間に厳しすぎます。
民族ネタジョークの有名な物でこんな物があります。
ある途上国の人が、「日本人は時間を守らないから困る」といいました。
途上国の人は約束の時間に一、二時間遅れるのは当たり前なのに、時間に厳格な日本人に対してなんでそんな事を言うのか、
と聞いてみると、曰く、「約束した時間の10分も前に来るんだよ」
ジョークではなく実際にありそうな話です。確かに日本では約束の時間より前に行くのが当たり前になっています。
でも本来のマナーとしては、相手宅には約束の時間の少し後に伺うのが○。
準備をしている最中に押し掛けるのは不作法です。
しかし、最近では少し遅れて行くと、あいつは時間を守らん、とレッテルを貼られてしまいます。
おかしな話です。
形式だけが先走って、心が忘れられている一つの例でしょうか。
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